ファンタジー
記憶(よいきおく)こそが
ファンタジーである
たのしいし極彩色だ
いいねえ
うれしいたのしい気持ちというのはたしかに
そこにあるんだが
そこで消えるかというとそんなことはなくて
ショッキングな小説を読んだときの戦慄の気分は
いつまでも残っているし
その他
記憶にあるふるい自宅の縁側の木の床板の感触の気分
(かわいて冷たいつるつるしている)とかも
もう自宅は建て直しているのでそこにはないが
感触の気分だけは覚えているのだる
のである
なんでも記述してしまうと
それはそれで
ちょっと勿体ない気もしている