の記憶を反芻している
登場人物の「家」が
誰ひとりとして登場しない
ので家庭の風景がない
ゆいいつ
香住の同級生の女子の家であるスナックが
登場するそして父親が客としている
それだけあるけど
なんかこう香住も大野も
家には帰らないのだ
外で会っているのだ
店でのみくいするのだ
店でやたら飲み食いする映画というのは
たとえばついこないだみた「あの子は貴族」
東京のいろんな飲食店
やすいの
たかいの
それが東京
おもえば横浜も横浜であることを
あからさまには言わないが
食器店は元町だし
都会で漂流する男女といってもいい
そんな映画
家がどんすかでてくるのといえば
「愛がなんだ」だなあ
最初から男にじゃけんにされて
友だちの実家にころがりこむからなあ
そこで美味いもん食わせてもらうわけだが
オレの記憶はまだそこそこあってよかった