映画「未来のミライ」について

あとでかく

 

あとになりましたHULUでみたよ

 

未来のミライ

いわゆるふつうの映画

つまり

お話があって最終的にそのお話にはそれなりの結末がつく

というようなものではない

ということがさんざん巷間言われているのを

知っていて

かつ

昨日みてきた竜とそばかすが

これまたお話としてはどうにもならないレベルの脚本であるとしか

おもえなかったので

映画ではなくて絵がきれいなやつ

としてみることにした

 

はたしてその通りだったが時間の無駄とはおもわなかった

でも定価1800円とかとられたら文句いいまくると思う

HULUだったからまだいいようなもので

 

よくもこの内容で通ったもんだと思う

 

どこに寄せたいのかわからないしね

 

リアリティ(下の子がうまれて上の子はものすごい嫉妬することをリアルに描写したい)なのか

家族観なのか

母の子供時代なのか

曽祖父のことなのか

妹が女子高生になっている未来とのつながりなのか

どこにも拠っても寄ってもいない

ただ断片の短編がありしかも

それぞれの短編も何かの話があるわけではなく

印象があるだけだ

お雛様をしまうところだけはかろうじて

課題から解決へ

とはなっていたものの

 

だからみていて「面白かった」と

思えるのは幻想の東京駅だけで

遺失物係の松之丞の声がかなり最高で

あれが鉄ヲタのくんちゃんの妄想城であることはよくわかるし

CGバリバリ感も妄想に似合っている

お話としてはなにもわからないが

ともあれ幻想の妄想の中の一種の冥界めぐりだったと

おもえばそれは楽しいみていて楽しいの

意味で

 

とまれ

 

まだ「おおかみこども」は見ていないのでこの連休で

できれば

HULUでみる

あまりにもおかしくなってしまっている母の映画

でしかない

という先入観をひっくりかえしてくれるといいんだけど

それは無理だろうなという予感

 

ファンタジーと現実とをうまく融合させるのに

「若おかみ」

とか

プリキュアシリーズでのコドモの生活の中の問題とか

なんでもいい例はあると思うのに

 

どうして細田作品はどれもこれも

齟齬しかうまれないのだろう

 

なにかこうオタクであることの根幹にあるはずの

なにかが

欠落しているようにしか思えないのだ