うーんと思いながらあるいて晴れ
冬の晴れがあかるいので駅まであるいて
もってきた本を県立図書館に返そうとも
思っていたが
期日がずれてる3冊と2冊で
もってきたのは3冊だが
先に返すべきなのは2冊なので
それをとりにまた家まで歩いてかえる
誰もいない駅前とその近くのまちなみ
昔は店がたくさん栄えていたそうだ
そうだろうね
駐車場もろくになかった狭い町で
みんなあるいてあるいはバスで
そして電車で移動していたのだろう
いまは誰もよりつかないので
すっかり家も店も歯抜けになって
閑散として
空地をちょっとした駐車場にしている店もあるものの
まあゴーストタウンである
人の出入りが確認できるのは図書館だけだね
川をわたる橋をあるく
空は高く川は昨日の雨で濁っている
ミルクコーヒー色である
ゴーストタウンはどうしようもない
まだそこに生きて住んでいるゾンビがあるからしょうがない
絶滅させるのもコストがかかるのだ
日本全国でそういうことがおきており
死者をどうするかは大変な問題
だね