あさ4

うーんと思いながらあるいて晴れ

冬の晴れがあかるいので駅まであるいて

もってきた本を県立図書館に返そうとも

思っていたが

期日がずれてる3冊と2冊で

もってきたのは3冊だが

先に返すべきなのは2冊なので

それをとりにまた家まで歩いてかえる

誰もいない駅前とその近くのまちなみ

昔は店がたくさん栄えていたそうだ

そうだろうね

駐車場もろくになかった狭い町で

みんなあるいてあるいはバスで

そして電車で移動していたのだろう

 

いまは誰もよりつかないので

すっかり家も店も歯抜けになって

閑散として

空地をちょっとした駐車場にしている店もあるものの

まあゴーストタウンである

人の出入りが確認できるのは図書館だけだね

 

川をわたる橋をあるく

空は高く川は昨日の雨で濁っている

ミルクコーヒー色である

 

ゴーストタウンはどうしようもない

 

まだそこに生きて住んでいるゾンビがあるからしょうがない

絶滅させるのもコストがかかるのだ

 

日本全国でそういうことがおきており

 

死者をどうするかは大変な問題

だね