佐伯胖『「わかる」ということの意味』

1983岩波書店 (1995新版あり)

 

1回かりてかえして

必要あったのでまたかりてきて今度はちゃんと読んだ

 

ロッコ錘問題もちょっと前よりわかった

ような気がする

(引力は自由落下させるが 動かす力はベクトルでえーと)

 

なにより佐伯先生がアメリカの大学院ではじめて

「真理」の探究という学問本来の姿に接してちょうくるしんで

考えて悩んだところがステキである

結局それが「学ぶべきである」とおもわないと

なにも学べない’(いやいややるのは何も身につかない)

 

しかしそれ以上にこの本にあるのは

分析であって

「わかる」ことも分類されるし

人間が一生学び続ける者であることも書いてあるし

いわば

学習する生き物としての人間のことはもうぜんぶ

ここに書いてある気がするのだる

考えつくした人は強い

そう思った

 

哲学の基本的な書は

いつもあとになって引用されるのである

あらかじめあらゆることを考えつくしてから

書いてあるから

いざというときにも援用可能である

というのがすぐれた哲学のとくちょうだと思う

 

それはつまり定義に立ち返る

ということである

そもそも

を考えることである

 

この本には「そもそも」がいっぱいあるね

 

いや

まさに

 

そういうのに巡り合うとしあわせを感じる