ということでエリック・ホッファーさんだが
オレが彼をどこで知ったかが
「広告批評」で
高橋源一郎が連載していたので
そこでだ
いまかんがえれば
広告の費用がどんどんかけられる時代でもあり
まだ
シュリンクははじまらず(はじまってた?)
広告が時代の先端みたいな顔をして
(ほんとうはちがう)
そこに書く人は先端だみたいな
気分でオレはそれを読んでいた
あの判型が「思想の科学」など
A5の
ちいさい雑誌の手にとりやすさ
グラビアなどではなく文字で読ませるしかない
それは今でも「本の雑誌」などいくつかに
つながっているわけだが
そうではないかもしれず
なんちゅうか
まあでも当時のそのへん(当時というのは1980年代の後半くらい)
の文化的ななにか熱みたいなもの
があったんだよ東京に
東京は大きいよね
インパクトとして
ホッファーさんの話だったわ
いまになってふりかえると
「ホッファーさんブーム」というのもちょっとあったそうだ
そしてそういうのはブームであればこそ必ず去っていくのだが
思想の内容は別に変容はしないし原文はそのままのこるから
それを見ることはいつでもできる
高橋が言うところではホッファーの哲学とは
路上には真実がある
と
いや真実ではないな
発見かもしれない