映画「オッドタクシー イン・ザ・ウッズ」について

えっと

疲労してかえってきたのですがそれは滋賀県立美術館にもよってた

せいがおおきい(いいところだけど)

 

 

映画です

 

疲れているので簡潔に

・FLEEと同じ時期にみているのはオレにとって大きい

(もしこれが実写だったらもう成立しないよ凄惨すぎて)

(あと人間のすることじゃないことがたくさんある)

(そのくらいひどい行為)

(そういうの(残酷ショー)をクローズアップするのは目的じゃないから)

TVシリーズの総集編と完結編

TVシリーズの終盤は確かにカタルシスはあったものの

時間の尺としてすべてを語りきるには短すぎたのかもしれない

・しかし総集編としてみればあれもこれもそこに入ってないぞと

言いたくもなる

どっちもどっちである

しかし映画だけを見る人がいたとしても十分可能であるように構成した

のは見事である

 

・押し入れの中にいたのは・・・

 

・アニメーションの形をとっていること

とそれが動物の姿をあらわしていること(最後にそうではなくなるが)

で救われているのは観客であって

これがもし実写ドラマだったとしたらたぶんオレは耐えられない

何に耐えられないかといえば主人公たる小戸川が

少年期にネグレクトにあったり小学校でいじめを受けたりしている現実は

とても耐えがたいものである

マジで

そして

それから

サルやピューマ

いやまあもういいや

垣花や今井

田中

もっと何人もいるけれど

だれもがすべて耐えがたいほどに欲にまみれ恨みにもまみれて

ヤクザの方だって誰もスタイリッシュなんかじゃないし

金の奴隷になっているだけのやつらである

アイドルめざす子ちゃんだってそうだ

 

この話は

 

(もうだいぶ時間がたっているのでいいか)

 

つまるところオレが驚いたのは

「~のためならどんな手段をとってしても」という

ことを信条とするやつがヤクザではないキャラだったことである

ヤクザは金の奴隷であるが

金にしたがい暴力をルールとしてもっているという意味で

ヤクザはルールをまもっている

「どんな手段」はルールをもたないという意味で

完全にアナーキーであり

だからこそそれが最終回でもそのままだったから

オレはTVシリーズの最終回にひどくおおきい違和感をもった

ままだったので

それで映画ではそれが回収されたのでほっとした

別にどっちでもよかったのだが

 

どっちかにころぶ(アナーキーな奴の完全勝利か完全敗北か)か

しかなかったのに最終回ではその手前でおわっていたのが

気になっていたというだけである

 

いろいろあったが

小戸川は完全にまきこまれであり

まきこまれだがそもそもがはじまりから彼は傷を負っていたのが

まきこまれているうちに

傷からの(時間をかけた)解放へと向かうという流れが

あるのでこれがまた面白いといえば面白いが

いま考えてみるとそれの原因が心理の傷(高次脳機能障害という

説明を与えていたがそっちでいくなら器質ということになるよね)

とみることができる点で

うーん

整理しきれていないな

オレが

 

映画として

いやTVシリーズからそうだったけど魅力を担保していたのは

白川さん(アルパカ)であり

最終的に白川さんが

信じていいのかどうかの疑いが大きいところから

晴らした(すくなくとも嘘はついていない)からこそ

話の中で救いにはなった

それがさいごまでつづいておりEDの止め絵展開で

ハッピーエンドをしめしている

のは

よかったけれど

しほちゃんと垣花が水に流して同じサークルで

交流を再開できるともおもえないが

まあいいんだ

 

なぜ白川さんがあいつから金を借りることになったのかとかの

背景は

想像するに暗いところが大きいが

それはそれとして棚の上においておくことにする

 

なんにせよ映画館でみれてよかった

 

本当に映画は映画館である

 

草津のイオンは巨大だし

借景としての琵琶湖が贅沢すぎる

あかるい

 

こんどいくときは新幹線でいこうねえ