2023映画ベスト10

2023はここまで(まだ終わってないけどまあいいや)

22本(再映をのぞく)みましたが

どれもよかった・・・ほとんど外れがない

しかし10本選ぶとしたらを順位なしでコメントつけて

そしてベスト1だけ決めますと

 

まず22本のリスト:

窓ぎわのトットちゃん
市子
マリの話
キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン
鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎
正欲
ステロイド・シティ
君たちはどう生きるか
ジェーンとシャルロット
パール
ウーマン・トーキング
アフターサン
それでも私は生きてゆく
ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい
Everything Everywhere All At Once
ちひろさん
イニシェリン島の精霊
少女は卒業しない
すべてうまくいきますように
グリーン・ナイト
かがみの孤城
すずめの戸締り

 

以下 ベスト10

・窓ぎわのトットちゃん

圧倒的なパワーをもって伝える力が大きすぎる

 

市子

杉咲花の表情がおそろしいまでに肉の色を思わせる


キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン

・長いのに長くないそして圧倒的に愚かな人間を描く力


正欲

・新垣さんの強い能力が発揮されているあとロケでの大きい滝が本当に大きくてオレはあの滝のためだけにロケ地にいってみたいあと現実の令和の日本のどうしようもない閉塞が閉塞であるあからさまな描写がなくても新垣さんのつまり田舎の老いた両親の見てるテレビのこたつの情景だけでその閉塞が恐ろしいほどわかる映画ってそういうところが怖い


ジェーンとシャルロット

・お話として話ではないのだがジェーンがシャルロットに向けてかたる「あなたが怖かった」若いころのうつくしい人形のような美をもつのが自分の娘だなんてそれは怖いだろうなあしかもポップアイコンでもあったわけだからなあジェーンも大変だったろう


それでも私は生きてゆく

・シングルマザーという言葉ではなくもっとなんかねえのかと思うような感じあとこれを見たのがあの東郷湖のほとりの映画館でここが素晴らしいのでプラスされているそしてラストシーンのパリを一望する公園何しろオレは高いところから見渡すのが好きなのですそして俳優主演の人が好きです


ちひろさん

ちひろさん 有村架純である 有村さんの魅力というか重さというかこの人実際の体重ではなくて存在としていつも重い感じの存在が大きくて無視できないのであるそして豊嶋花さんがメガネの優等生として登場するがこの豊嶋さんがまたすごく記憶にのこるのである


イニシェリン島の精霊

アイルランドの民であるがケンカは本気だということと 片一方はおそらくは知能指数の低さと言う感じであるまさにこれは性格ではなく知能の問題しかしそれは本人の罪ではないしかし住民もみなろくでもないやつら警官を代表としてみな全員どうしようもないそしてケンカが殺し合いになりかけ・・なんといえばいいのやら


少女は卒業しない

河合優実さんがすべて というと他の人に申し訳ないんだがオレは河合さんのファンなのでそう言ってしまう なんちゅうかこの人間の想いの行き場がなくなってしまっていてもうどうにもできない状況をオレはいつまでもわすれられないのである


かがみの孤城

・もちろん原作はもっとあの子の叔父がレイプしてくるとかいろいろ大問題がある(レイプが未遂なのかどうかはオレは知らない)がともあれアニメ映画としてこの作品が強さがあり主人公が確たる主人公で弱さからの変化というところが最大のオレはそういうのが記憶に刺さりまくるので約1年たちましたがありありと覚えていますよ

 

ベスト1は

正欲

となりました

最後まで正欲と「少女は卒業しない」が競ったんですが

考えてみればどっちも朝井リョウ原作ではないかこれはすごいな・・・

 

でも正欲は本当になんというか映画化したらどういうって思ってた(先に

原作読んでる)がああいう感じの閉塞感が圧倒的に観客を襲うということ

そして

絶対的に誰ともわかりあえなくなっている稲垣吾郎

息子も妻も稲垣吾郎から離れていくし被疑者の妻のいうこともさっぱり

稲垣には伝わらないというかそもそもわかりあえない

のであった

そこのそれはそう常にこの社会にそれがある

あるんだけど

そのままでいいとオレなんかは思うのだが

しかしそのままでいいのかとも思うし

どうすればいいのか

とかみたあとにどんどん考えてしまうのがよい映画

だと思うのだった

 

もちろん少女のことも忘れません