持ってき場のない感情

たとえば人が死んでその人に言いたいことがあるのに言う場がないとか

そうですよね

映画ベスト10を考えてたら自然と

1位2位が朝井リョウ原作となって

それは

きっと傾向として何かあってもいいじゃんと

思ってさあ

「持ってき場のない感情」って思ったんだけど

それこそ

「正欲」にしても

新垣結衣さんのもつ性欲は外のどこにももっていけないし

だいたい身体接触性交はしないことにしてるんだから

誰とも何もしないわけで

同じ嗜癖のある人間がいたとしてもそれぞれが水と戯れる

わけだから人間は相手にならないわけじゃんね

となるとそのそれだって持ってき場がない

 

稲垣吾郎演じる検事も妻と息子とに逃げられて(たぶん逃げちゃう)

所詮誰の気持ちもわからないという人間になっているが

これは「そもそもが誰の気持ちもわからないのだよ他人は」と

いうことを言っているに等しい

わかってるつもりだったのがヴェールがはがれてしまったので真実が

明らかになっただけのことで

 

そうなるとこの世に信じられるような「他人との絆」などはそもそも

存在しないことになるわけです

それが怖いかいわれたら別にオレの場合はそもそもいまここで誰とも絆など

ないのでそれは構わない

家族はべつに絆ではないのである

そこははっきりさせておかんとかんでよー

 

助け合いをしますがこれはアナキズムから言って「助けたいから助ける」ので

あって「家族だから助ける」のではない

=~だから~~する

いうのはあらゆる場面で使えない

それをしたいからそれをするだけのことだ

山があってそれにのぼりたいからのぼるし

 

みたいなことで

 

しかし死んだ人への感情はどうしたらいいんだろうね

マジで

そういう経験がないのだが映画の中でそれを見てしまうとオレだったら

どうするのであろうかと思うが

それこそ死んだ人ではなくても「もう一生顔を合わせない人」はいるのだが

そこについては「一生顔を合わせなくて話もできないのだとしても

そのことを考えつづけるしかない」と考えていて

持って行き場がないのならオレがそれをずっと手の中に持ち続けるしかないでは

ないか

それによって手が他のものを持てないのだとしてもそれはその場所にそれがあるから他の

ものは持つことができない(場所がない)のだとしてもそれはそれです

そのあとからきたものは持つことができません

持ちません

しょうがないね

でも友情は無限に増加するから

いいじゃんね

どこでも何回でも何個でも大丈夫ですよ

 

とか考えました

今後もそれでいきましょう

無限