といってもアニメの話。
まどマギが、おそるべき濃度でアニヲタの心を浸食している今期であるが、いま。オレはなんだか切実な感じにかられて「プリンセス チュチュ」を全話見直そうとしている。
ドロッセルマイヤーの言葉。
誰一人幸せになれない悲劇を。
チュチュの世界は、「つくりものの物語のせかい」。人形と化した王子に心を取り戻させる。物語の世界からの脱出を。
ドロッセルマイヤーをQBと比較するのは愚かというものだろうか。
位相の違う、目的の違うやつ。
上と下。
でも下のやつらにも根性と、ぜったい譲れないものがあった。
愛とか。
誰かが誰かをいとしくおもって真実たいせつに思うこころ、チュチュが(あひるが)王子を(みゅうとを)想う心、ほむほむがまどかを想うこころ。
たぶんポイントは「上、支配してコントロールしていると思っていたやつが、思わぬ≪下≫のやつの行動に、慌てて、意表をつかれて、そして」という切欠ではないかと思う。
無私の行動だけが、あらゆる予想を、
くつがえす。