今晩は

よい夜ですね。
さて当直で職場におます。おります。下の畑におります。おりません。
さっきまで囮物語読んでた。まだ途中だが、撫子の語りは良いなあ。とてもよい。そして次々と明らかになる撫子の自己分析。駿河のときもそうだったが、羽川でも暦でも、みな、自らに対する視線、自己分析の視点が厳しく、ある意味自罰的である。
羽川でさえもそうなのだ。
であるからこれはシリーズ全体を貫くテーマであると思う。
少年少女は自罰的、そして大人たちは全員が自己言及的な部分をほとんど持たない人物像である。大人は今更反省などしない、変化しようとしない、いまある状態のままだ。悪いやつは悪いままに。勝手なやつは勝手なままに。
それは自己と向き合っていないといえるのか。ある意味ではそうだ。

大人は日常に追われているし、少年少女は日常を追いかけている。

オレは少年少女の物語が好きだ。