よる

http://anond.hatelabo.jp/20120708203157
「結婚なんて考えたことなかった」
 
こういうのを置いてくれるのでまなめさんは信用している。
 
よかった、「そんなオレでもなんか結婚してしまってびっくりだ」って内容じゃなくて本当によかった。
 自分語りは飲み会では嫌われるだろうしどこでもする場所がない。個人日記サイトか増田か。でしか、できないだろう。
 まあ、それをすることによって、なにかを得ているのである。整理。
 
 自然にするわけないのである。決めてるんでしょ、きっと。
 
 勝つ負けるではない。 したいようにしてるかだ。したいようにしているというのはじつは大変に難しいということがだんだん分かってきている。邪魔者は無数に存在する。
 
 そういう意味では酒のようなハードドラッグは大変にありがたいものともいえる。ドラッグは体を壊すかわりに精神の安定をもたらす。どっちが先にイカれるかだけだ。physical or mental。二元論は意味がない、これらは相互につながっているんだ!の主張はもちろん当然正解です。しかし、部分的に二元論は意味がある。酒が壊すものは物理的な肝細胞であり脳細胞である。鬱が壊すのは「明るい前向きな気持ち」であり具体的にどの細胞とは言い切れない。
 
 細胞が精神をつくっているのは知っている、しかし、作り方の問題なのか、作る場所の問題なのか。方法か、サーバーか。サーバーは物理に属するので代替がきかない場合には終わりである。脳損傷は回復しない。側副路ができるだけだ。これが「違うやりかた」である。だから鬱は向精神薬で治すこともできるし、それ以外の認知療法でなおすこともできる。
 
 認知療法がうさんくさいように言われる所以がこれである。本当の病気疾病たるものは物理的に壊れている部分があるものだ(なおるというのはその場所が修復されることだ)と信じている人にとっては壊れている部品がないようなものは病気とはいえないと言われてしまうのである。
 だが世界はもうすこし複雑なので部品が壊れていなくても運用方法が壊れているという困った事態が存在するのである、人体にも、一国の政治システムにも。
 
 システム論というのはそもそもそういうことを研究するものなんでしょうね。
 自然言語の研究というのもそういうことだと思っているのだが。