「アンソーシャルディスタンス」より
「デバッガー」
もう短編をよみはじめた瞬間から絶対この主人公
も
また
しあわせにはなれず不幸のまま短編は終わるだろうと確信する
そしてそうだったしかし
不幸のありかたこそがだれか昔のロシアの文豪がそういったように
不幸こそバリエーションが1000もあって
今回の主人公は不安に苛まされてたら手段を
たぶん間違えた人だったそしてさいごにはまたわからないと
いうことになった
手段というかそもそもの手段というか
それがあったら困るというのが老いなのだが
断っていてもやってくるのが悪いニュースであるように
断りたくても断れないのが老いである
老いはだれにでもやってくるが
それが困るのは困るかどうかは人それぞれ
それにつけても美容整形医師の
おそろしいことよ
おそろしいねえ
もうちょっとなんでも事前に勉強すればいいと思うんだけど
たとえばボトックスとはそもそも何なのかとか
(毒)
人工物を皮膚内に注入すると長期的にはどうなるかとか
そんなになんでも変更を金でできるかといえばそうもいかない
ん
だろうなあ知らんけど
知らんね
それにしても今回もまた男が
なんかこう
実質的には何もないというか
中身がないというか
いうことだけ立派で実はなにもないというか
そんなに男全般が
憎まれているのだろうか
たぶん
憎まれているんだろうなあとか思ったり
いや仮にも小説ですからそんな憎しみとか浅はかなことを
言ってはいけませんと思ったり
そんなである
面白い