とても理解するのが困難で著者が慎重な人なので
メモでもとらんと読んだ気がしないのだが
いまやっと「もし人間が不死だとしたら」という思考実験のところにいて
著者の言うこと
エピクロス「死は私たちにとって何ものでもない」
このテーゼに対して著者の意見は同じ意見であるがその理由はエピクロスとは異なるという
では何か
著者は<人の生そのものは本来的、無条件的に価値あるものではない>ということを示すつもり
だという
そう
生に意味や価値が「本来的に」備わっているのではない
ということ
これは
他の部分(要素)においては生には価値があると言っているに等しい
なにしろ第3章のタイトルが「生きていることの価値」なのだから
ただし「は 無い」とつづくかもしれないし
いろいろあるさ
議論はいろいろある
たとえば「死は悪である」
それを素朴に信じるのであれば
「生は善である」となるし
さらに「長く生きることが善である」とも言うのである
このへんにくると素朴すぎて
いい加減にしろなどとオレは言いたくなるわけだ(思考実験だけどね)
でもたしかに
「長生きが善である」は「生は善である」の中に含まれているね
(そんなわけないのにと
オレが思うならば
オレは生は悪であるとでも思っているのか?ということになる)
よりけりなんだよ
そういうことを哲学倫理学のところでいっちゃだめです