月曜日3『君は永遠にそいつらより若い』読了

何ともいえない

 

重量がある

(その後の作品を思えば

 

重量がないと価値

がないのか

もちろんその通りだ

 

と ここまでを読んでいたスタバで書いてそのあと移動

帰宅してからさいごに松浦英理子の解説読んだ

魂に 届くようなものである

 

たしかにはじまりのシーンがあまりに

唐突でなにを しているのかさっぱりわからず切実感

だけを感じていたが

最後にそれが円環をもって理解される構造は

大変にサーガであるように思う

 

映画を知って映画の予告編だけでは物語の世界が

そのようなものであるとはとてもおもえず

 

その後にオレは作者の他の小説「つまらない住宅地の(略)

などを読みはじめて

 

デビュー作がこのようなものであるとは

思いもよらなかった

短いことばで言うのが大変難しい

このようなもの

痛みを伴う心の動きについてのことだ

おそらくはそれは感情と呼ぶにはあまりに

内容の厚みと複数の事項を含んでいるので

とても感情と呼ぶことができないのだと思う

だから心の動きと書いた

外から動かされる心の動きである

 

それでも外に

自分の外に自分の心が動くものがあるというのは

いやさ

それに出会ってしまった以上は

仕方がないというか

 

そういう話なんだと思う