何ともいえない
重量がある
(その後の作品を思えば
重量がないと価値
がないのか
もちろんその通りだ
と ここまでを読んでいたスタバで書いてそのあと移動
帰宅してからさいごに松浦英理子の解説読んだ
魂に 届くようなものである
たしかにはじまりのシーンがあまりに
唐突でなにを しているのかさっぱりわからず切実感
だけを感じていたが
最後にそれが円環をもって理解される構造は
大変にサーガであるように思う
映画を知って映画の予告編だけでは物語の世界が
そのようなものであるとはとてもおもえず
その後にオレは作者の他の小説「つまらない住宅地の(略)
などを読みはじめて
デビュー作がこのようなものであるとは
思いもよらなかった
短いことばで言うのが大変難しい
このようなもの
痛みを伴う心の動きについてのことだ
おそらくはそれは感情と呼ぶにはあまりに
内容の厚みと複数の事項を含んでいるので
とても感情と呼ぶことができないのだと思う
だから心の動きと書いた
外から動かされる心の動きである
それでも外に
自分の外に自分の心が動くものがあるというのは
いやさ
それに出会ってしまった以上は
仕方がないというか
そういう話なんだと思う