小山田浩子『穴』を読み始めた
たしかに
すごくねちっこいトゲがばりばりひっかかってくる小説である
このあとに穴が出てくるかと思うとわくわくする
しかし『我が友、スミス』あたりと比較しておそろしく違う小説だなあと
思う
なぜならば『穴』には「属性」が色濃すぎるほどに濃く刻印されているからだ
非正規の配偶者ありの女性の子なしの
みたいなことだ
そんなんどうでもいいじゃんというのが肉体に肉体がただ筋トレに筋トレするのがスミスである(それだけじゃないけど)
なんかね
だから純文学っていろいろたくさんあってトゲがひっかかりがたくさん強いのが
いいのもあればなにか
軽い感じでせまってこないやつの雰囲気がいいってのもあるんだと
おもうわけですわよ
どっちもいいというのがこの世界のいいところだ
と思うのよ
純文もわかんないような愚昧なやつとは
話もしたくないね(いいたいことを日記で言う)