読書 『幻日/木山の話』沼田真佑

コロナ禍の年月の小説家の私小説のようななんなような短編8本

とくに「カタリナ」っていう

作品がよくて

しかし何がどういいかなんて絶対オレは書けないね

何がよかったかというと幻想(実際に起きていないこと)が記述

される中でどこかまちなかで少女がそこにいてしらない少女だよ

その後ろのところに名札があって名前がある

 

その少女と幻想の中で会話するし少女は主人公(木山)を導くような

言葉を発するのである

そこがよかった

 

この小説たちは比喩の中で生きている感じのそれで

鬱が熊だったり(たしかそうだ)

つまりそれがやってくるとかやってきてとらわれるとかが

そういう別の事物の名前を比喩に使われているのである

そこだね

 

他にもたくさんあるので注意して読んでいく必要があるが親切なことに

その比喩はあきらかにかなりかけ離れた用法で書かれているので

そこにその単語が置かれていると違和がありありなので比喩だとすぐわかる

という親切さである

 

まあそれでさ

 

この著者はそれこそ文學界新人賞をとった作品で芥川賞とってるわけだから

マジのあれだよね輝く才能

しかし中くらいの年齢で男性だったせいなのかなんなのか

スター

になっているわけではない

ようなかんじ

がする

でもそんなことどうでもいいよね

長くやっていくうちに

『渡良瀬』書いた佐伯一麦みたいな感じの女性ファン沢山いる感じ

になるのかもしれないし

なんだこのミーハー観測

 

まあそれはどうでもよいことだけど

ファンがいるいないって大事じゃないですかあ

媚びるとかそういうことではなくて

 

なんでもいいけど

 

とにかく小説がおもしろいかどうかって面白くないと最後までよまないよね

オレは最後まで読んだ小説はどれも面白かったと言えると思っているのである

 

主人公に感情移入できるできないとか関係ないし

そもそもこの木山というやつはそんなに愛すべき人間でもない

変な人だとは思うね

目をつけるところ(自然の記述)がおかしい

おかしいというか奇妙である感じもある

そういうところが大事だとおもうんだ~