石川さんは、すぐ上のお姉ちゃんみたいだ。
これはもちろん、辻加護、そして5期から見た視点。辻加護そして5期という括りで、なつかしいものを思い出した。それはMUSIXでやっていた「チアドラマ」。割と不評だったけど、私はあれがかなり好きだった。あのころ、6人で「年下組」だったのだ。だから上にはいろんな人がいて、みんなお姉ちゃんなんだけど、「ずっと上の方の人」もいれば「すぐ上のお姉ちゃん」もいる。私の言いたいことは少しは伝わっただろうか。そんなことを今日の帰りの電車で考えていたのだ。
ここから先は、視点を5期からのもののみとする(辻加護は先に卒業してしまったから)。
もちろん頼りになる先輩なんだけど、どっか「リーダー」とは違う属性で、あたしたちに近いような、すぐ上の、先輩。ときどき、ちょっと過剰にお節介なお姉ちゃん。
いつか出ていくことは知ってた。
お姉ちゃんは華のある人だった。いつも、ぱっと明るくて、でもそれはお姉ちゃんが悩んで苦しんでいつか身につけたスキルだということも知っていた。
あたしたちも頑張った。なによりも、明るく。笑顔。
そんなお姉ちゃんがソロで歌った「初めてのハッピーバースディ!」。なんて明るい曲だろう。可愛いとしか、言い様がない。そうだ。お姉ちゃんは、可愛いのだ。それはお姉ちゃんの属性そのもの。可愛い人。多分、いくつになっても、お婆さんになっても、可愛いままのような気がする。
正直、お姉ちゃんのいなくなった娘。で、真正の「可愛い」人はもういないような気がする。あたしたち4人は、正直、「しょうがない、可愛いから許せる」ような感じではない。リーダーは凛々しいし、藤本さんは「清清しい」。さゆえりれいなは、確かに可愛いけれど真正とは言えない気がする。(あの3人は、3人とも芯がすごーく太い気がする)
お姉ちゃんも、芯が強いんだけどそれは針金のような細くて尚且つ強い、そしてしなやかでもある芯だと思う。
念のために付け足すと、別に真正の可愛さが無くても、娘。であることには関係ないと思うので、それについては心配していない。あたしたちは十分大丈夫だと思う。いろんな記憶が残ってる。どういうふうに、声をかけてもらったかも覚えてる。新しいメンバーも決まった。
お姉ちゃんの美勇伝の新曲「紫陽花アイ愛物語」すごく奇妙な曲だと思った。「カッチョイイゼ!」も相当なものだと思ったけど、今度のはそれに輪をかけて奇妙だ。キてると思う。そういう曲をこなしてしまうところが美勇伝はすごいと思う。これから夏秋とか娘。のツアーに帯同してくれるんだろうか?
お姉ちゃん卒業おめでとう。ハッピー。