今週のサンデー・ハヤテについて

 ハヤテについて書かずにはいられない。

 ヒナギク、かっこええ。これが漢というものだなあ。
 いいんだ。ヒナギクはそれでいいんだ。えらいぞ。10秒ですませたところが真に偉い。オレはヒナギクが大好きだし尊敬する。
 
 そしてハヤテだが、最大の問題点は、ハヤテに感情移入する男子がいったい何人いるかってことだ。日本全体で3人くらいだと思う。見込み。つまりハヤテに感情移入している人は、現実的にはゼロであると思うのである。
 いくらゲームシナリオの一分岐だったとしても、いちいち伏線にとらわれているとかえって全体のバランスを悪くすると思うのである。
 アテネにこだわる気持ちがハヤテの中にあるのはわかる、それを作者が描きたいのもわかるけどそれってニーズにあってるのだろうか????????
 ぜったいアテネと二人で幸せになれるわけないのに。
 ということはハヤテは他の誰ともまた幸せにはなれないということである。
 
 バクマン。が、読者のニーズをそのまま作ってたってダメみたいな展開をしていたが、
 えっと、しかし、
 だってアテネとハヤテで二人で幸せになれるような展開が一体どこにあるってゆうんだい、な。
 
 ハヤテのような「なんでもできる」「そして絶対幸せにはなれない」というこの2つの資質、なんでもできる(勉強だって努力することができる)ことについても、幸せにはなれないことについても、そんな人生イヤだーと読者は思うような気がするのである、すくなくともオレはイヤだ、なんでもできることについては嫉妬するし幸せになれないことについては絶望する。
 絶望はいいが嫉妬はいかんよ。しっとは人間をダメにする。
 
 とりあえず酒のんでねる。
 ハヤテについてはまた考える。