いまＮＨＫのＳＯＮＧＳで歌っているのだが、こんな野蛮な感じだったのね・・・・
さてそれはいいとして、見終わった「曲げられない女」感想。
日本のキー局の連ドラである以上、カノジョはさいごには幸せになるはずである、相当の確率で。それで。そのためにはさまざまな不幸を乗り越える必要がある。設定上の不幸、ふりかかる不幸、自分の性格による不幸、人間関係による不幸。ところで永作さんもそのうちに「自由」になるのかね。自分を殺さないでもいい自由みたいな。
久しぶりに「連ドラ」というものを見たので、あまりの、わかりやすい道具立てというか、そこにある「モノ」とか「表情」とかの使いかたについてそれを目の当たりにしてけっこう唖然としている。
こんなんだったらアニメ界でのアニメたちの方がはるかに洗練されていると言ってさしつかえないのではないか、洗練。sophisticated．
その意味とは。
(of a person, ideas, tastes, manners, etc.) altered by education, experience, etc.
教育や経験によって（ ）が変貌することだ！！
いやオレの訳なんだけどね。
ところでそこでは「何が」変貌するのかが大事なんだろう。
人間、概念（アイデア）、味、マナーつまり振る舞い。その他。
そしてどのように変貌するのか？その方向は？
そんなことは変わる主体が決めればいいことさ。
そうか、ドラマでのものことその他全部、演出、それらが結果としてどういう方向にいくかは全部その作り手がそうしたい方向か。そして今回のこのドラマでは「限度を超えてわかりやすく誰にでもわかる性格設定と感情のあらわれ」「登場人物はすべて一貫した態度で事態に臨む」「のりこえるべきテーマが言葉でそのものとして語られるので、ぜんぜん隠されてなどいない」←今回で言えば自分がまず幸せになるべきなのではということと主人公だってお金は欲しいと思っているということ（お金より正義と思っていても）。両方ある。
まあタイトルが曲げられないといっているのでこれも貫徹している。
おもしろいので来週も見よう。
