ゆうがた2

ラジオを聴いた話。永六輔が代々木に行ったそうだ。反原発集会。そして官邸前では毎金曜日のデモがずっとつづいている。これについて小田嶋隆がイラストで「みんなじゃないよ たくさんのひとりだよ」と描いている。いい言葉だ。
 
 原発がいったん全部止まったあと、大飯の再稼働は開始してしまい、そしてまたオスプレイは岩国に明日にでもやってくるのだそうだ・
 全部アメリカ様のいいつけだ、という声もある。
 
 ここまで政治を不信していて、ここまで国民一般と政治指導者の一部との間に乖離のある国もめずらしかろう。
 まあ「アメリカからの独立を行い、安保を廃止し、独自の軍をもつのだ」という意見や、
「軍備は持たず自衛のための最小限の力をもって安保はそのまま継続で」という意見や、
「安保は廃止して自衛の戦力ももたないが中立を」という意見や、
「沖縄から米軍を追い出すには沖縄の独立しかない」という意見や、
 そんな感じでいろんな意見があっていいと思うが問題はいろんな意見が無いことなんじゃないか。
 
 というか日本の政治指導者はアメリカに対しての態度をぜんぜん明らかにしないもんな。一貫した姿勢や意見は存在しないと言いたがっている。実はあるんだけど。
 「強固な同盟」とかいうが同盟というのは個々の独立した対等な国際関係の上に成り立つものだと教わったけどな。どこもなにも対等じゃないし。