ひる3

「生まれながらの天才はいない。ベストセラー書に学ぶ天才の「作り方」
ライフハッカーさんから。
http://www.lifehacker.jp/2013/12/131213geniuses.html
 
ここに、選択に関する章がある。引用。
 
”人は、長期的には不利になるとわかっていながらも、あらゆる選択肢を残しておきたいと思いがちです。教育やキャリア、恋人選びでも、とにかく選択肢を残そうとするのです。世の中何が起こるかわからないので、できるだけ多くの可能性を残しておきたい気持ちはわかります。でも、決断しないことによる悪影響もあります。例えば建築とITの間でキャリアの決断が下せない人は、けっきょくどちらにも専念できずに、平凡な建築家やプログラマーになるのがオチなのです。”
 
これと、水無田気流「黒山もこもこ、抜けたら荒野」の第5章、
「自分のことは自分で決められる、の罠」との対比。
 水無田氏の意見、この章の冒頭、選んだものから負けていく、とある。まあWIN対マックとか、PS対セガとか、そういう話なんだけど。
 でも進んでいくうちに「好きにしていい」と言われることが実は「選択したならそれはあんたの責任」という話になっていく。
 自由と孤独は仲良しだ、という話である。
 自由でないものは孤独でもないということだ。
 この本のタイトル「黒山」というのはなかなか分かりにくいが、結局数の暴威だということになる。正しいわけでもなく真でもないものでも、数あるだけで、多数決だけで、皆がしているという思い込みで、それが通ってしまうのである。
 だから個人化した個人は大変なのであるー多くの人、まだどっちかというと半分より多い人が多いことを正しくある有り方だと信じているから。信仰しているから。
 
 だがどっちにしろ「時間は経過する」のである。
 
 さっきのライフハッカーさんの記事はまとめてしまうと「天才とて、的を絞って徹底的な努力と反復をしたから最後に成功したのだ」とまとめている。
 そのためには他のことをしないー他のことなどしている時間は無いーという事実だけがある。
 
 可能性とか、そういう言葉はまやかしである、はっきりいって。可能性というのは未来における実現”するかもしれない”ことのことであって、”かもしれない!”なんていうあやふやで曖昧な質のものを頼ってどうするというのだ。
 
 って考えた。