ごご

下痢の回復をまって自宅にいたら

だんだん晴れてきた

まあいいか

 

コーヒーとビスコをくっていた

 

「物語と日常」(淺沼圭司)水声社

たまたま県立図書館の新刊コーナーで

みつけただけなので

まあ読まんかもなと思ったが

半分まで読んだ(えらい)

 

老映画美学評論家(老はしつれい?)による

「日常」への

思考のあとである

題材は

前半は2本の映画

以下邦題で

ニーチェの馬」と「ル・アーヴルの靴磨き」である

監督は

タル・ベーラアキ・カウリスマキ

淺沼氏は

この2つは日常に対して対称的なあらわしかたをしていると

いう

「馬」は崩壊していく日常

「靴磨き」は崩壊しそうでしない日常

 

日常について

それは芸術の対極にあるもので

日々の生活そのものは

なじみのある落ち着いた

それに囲まれて日々暮らしていける

ためのものやこと

環境全体

が日常で

美しくもありがたくもない

ただそこにあるもの

だけど

「日々をここちよく生きるためのもの」でもある

ここちよく

というのは

あまりにもつらいとか苦しいとか

痛い寒い暑い

金がなく不安だ

生命がおびやかされている

拷問されている

脅しを受けている

犯罪に加担させられている

そんなことがあったらここちよい暮らしとは

いえないよね

 

そんなことを考えた

 

のこり半分は「シリーズものを書く作家」についての

話らしいぞ

たぶん読む

淺沼氏のつかう用語はときどきオレにはなじみのないもので

よくわからないが

そうしたら

「独学大全」にあったように

メモをとったり

定規をあてて読んだり

モカードをつくったりすればいいのだと思う

わかりたいのならばね