映画「ベルファスト」について

電車の中なのでまずは
感想かんたんに

事前情報は北アイルランドカソリックプロテスタントーーーー英国国教会
というくらいしか知らない状態で見るわけだが

殺し合いを見せる映画ではなく

しかし同じ社会の中にいたはずなのに
なにかちょっとしたことで
別の方向にいってしまい
ひねくれて
暴力に魅了されてしまう人間がいる
そして支配すること(言うことを他人にきかせる)の酔いがまわる
ギャングの真似事がギャングになる
そして暴動をおこす

それは人間の繰り返してきたことで
悪いというか
堕落というか
なにかの低俗霊が憑いたような

もちろん主人公の少年一家はそれと
戦う側なんだけど

しかし別に清廉で潔白で気高いわけでも
なく

父は
大工で
出稼ぎで
ベルファストで生まれ育ったものの
ロンドンで働く

途中でなんですけど
この映画みてて
ジョジョラビット
を思い出したんだよね
あっちは家からでられないが

こっちは学校いったり
映画にいったり
劇(「クリスマス・キャロル」!)
にいったりもしている

少年
名前はバディ
学校の同級生の女の子が好きで
結婚したい
でも彼女はカソリックなんだよ
カソリックは懺悔するんでしょ?


母はどんなことがあっても
このベルファストから出て行こうなんて
思わない
ここでしか
くらしていけない

でも最後はね

でていくんだ



ちょっと薄い影だけど

祖父
祖母

バディはしょっちゅう祖父母の家にいる
たくさん話をする

まあそれ以外にも
近所のお姉さんとか
どっかのおっさんとか
バディは誰とでも話している
だってここは
バディがうまれて育って
みんな
街の全員がバディを
そして父も母も
生まれたときから全員が知りあい
だから

祖父は亡くなるのだが


埋葬のあとに
賑やかに送ってやろうと
パーティーをひらく
ダンスとミュージック

父は歌う
母へのラブソングを
二人はバックバンドの演奏を
背景に
歌い
踊り
抱き合って
くるくるまわって
キスをする

おじいさんとおばあさんも
ダンスしてたね

何も説明しなかったけど
オレにとってそういう映画


開始と終了だけ
カラーで
現在のベルファスト
俯瞰で映される


それ以外は
モノクロの
雲がなびくベルファスト
映される

映画はチキチキバンバン
テレビは西部劇
クリスマスのプレゼントは
サンダーバード1号
サッカーゲーム
007のミニカー
おいおい豪華だな


みてよかった

本当に