調子がいいので読書

『血を分けた子ども』

だいぶすすんだ

あと短編1本でおわり

 

「恩赦」

を読んだ

まるで何かの比喩のように思えるが

正確に言うのはむつかしい

知っている(経験してきた)人が

知らない人(経験していない上に 人の言葉を聞いて字句通りに理解することもできていない)に向かって説明している

何を経験してきたのかを説明している

 

形式としてはファーストコンタクトのその後だけど

要をまとめれば人間のもつ他人にむけた愚かな攻撃

(実に愚かで)

と暴力の発露でしかないしなにもいいことを生み出しさえもしなかった

”敵”が圧倒的すぎるのでレベルが違いすぎて抵抗もできないからである

 

そのことを知らないやつらは理解していない

 

まるでウクライナ戦争について「なぜプーチンをとめられないんだ!」と

何かに向かって怒っている人のようだ

 

何に向かって怒っているのかさえも彼らは知らないのだ

そして方法も知らない

 

プーチンを止める方法があればそれは既に行われているだろうし

止まっていないのはその方法がいまは無いからだ

有効な方法が

 

もちろん全面的国家的国家間戦争をすれば止められる可能性が

生じるがそのため

かえってそのあとにロシアによる核兵器の使用という事態

長崎で1945に国家間戦争で核兵器が使われて以降の本格的な次の

核兵器使用

に当たる事態がおこると予想されるし

それはおそらくは非人道性と言う点で

いまある戦闘とどのくらい比較になるのであろうか

あるいはSF小説の書いてきた全面第三次世界大戦になって

WW2よりもっと多くの死者を出すハメになり

なる

可能性さえもあり

そのくらいに愚かであることを知っていれば

おのずと

そうならない方法でプーチンを止める方法について

なんとか智慧をしほって考えるはずだ

 

暗殺部隊がいてもプーチンをしとめることは現状では

まだ

できないのである

 

SF小説のすごいやつをひさびさに読んだ感覚だ

この「恩赦」は

侍女の物語』と同じくらいの複雑なディストピア感を

オレにもたらした