もちろんこの世に人間を生かしているのは願望にほかならない
願望をもつことができるのは人間だけであって
なぜなら願望とは「今実現していないが脳内でそれが実現したらいいなあと仮想して楽しむもの」だからである
反実仮想ができるのは人間だけであろう(たぶんね)
そしてそれに向かって生きることができるのも人間だけだ
オレがなにか書きものをしてその現れた姿がオレの願望そのままの恰好をした
ものが出来上がったとしてもそれは当然のことであり
オレが望まないものが出来上がるわけがないのである
だからこういう世界(がありえたらいいなあ)
と思うのはラノベでもエロ小説でも
架空戦記でも
恋愛小説でも反恋愛小説でもなんでも同じじゃんかと思うのであった
ディストピア小説はその裏返しであるが
だからディストピアを書くことができる人はすごいよ
すごいとしか言えんわ