大雨(線状降水帯)

それらしきものがやってきて

大雨と

雷なので

図書館への徒をいったんていし

家で「絶滅へようこそ」(稲垣諭)をよむ

返すけど何も読まずに帰すのもなんなので

 

読んでみたら

絶滅後の人類という視点から考える

という哲学者だったが

中身としてはふりかえりかたが

「人間的」あるいは「非人間的」

ってなんだい

(つまり人間絶滅したらばその後にあっては人間的なるものの正体もわかるだろう)という設定

からはじまる本だった(オレの考えではそうです)

 

だからベネターの反出生主義も出てくるし(ベネターは現存する苦しみなどがなくなるべきと言っている・・・出生してくることは苦しみを増やすと・・)

女性が絶滅賛成派が多いのは出産などにおけるストレス苦しみが男性より多くなる条件があるからではないかというし

村上春樹の小説の人物があまりにデタッチメントであることはそれはアウシュビッツでは役に立つかもしれないという話があり

村田沙耶香が「自殺という手段があるということを知っていることによってこれまで生きてこられた」と言う話がある

(村田の小説が死と生命とセックスと人間を殺したり消したりする方法などにまつわるものが多いのもそこからあるとも思われる)

 

たしかに我々はたまたまこの星に生物として存在するが

大きい絶滅期の端境にたまたま生存してるだけというのは事実である

なかなかそういうことを考えるのは愉しいね

 

いい本です

晶文社

 

反出生主義と「産んで後悔している」と

なかなか大きい主題であって

ポイントは

そこに反論する主義が

どうにも他のプラスの価値を持ってくるしか方法が無いところである

 

たとえば人をコントロールして金をあつめる宗教団体は悪に決まっていると思うしいくらそれが信者にとってはよろこびなんですとかいうたとて悪であることは断罪されなくてはならない

とオレは信じているんだが

 

そういう感じで暴力だって人間が種であれば絶対他の種と争うことにより生存するはずなのに

ヴィーガン

という謎の「他の種を殺さない」みたいなこという謎のやつらがあらわれたり

平和主義という戦争しない主義があらわれたりするから

人間はヘんだ

という話もあり

そしてさらに自らの絶滅について考えることができるというね

他の種は一切そんなことは考えずに生存にむけて100%行動するだろう

ヘンなの