kuroneko-yamato
tokyo base
no
memoir

はい、ここは記憶まとめ書き、「ヤマト・東京ベースでバイトしてたときにやった事みたもの感じた感じ」のまとめです。個人的です。記録です。あとエッセイつれづれ。記憶の蘇えりあるときに書かないと消える。
 (追記:クロネコを求めた理由としてはDで「変わった」仕事、を求めたことの延長線上に掃除バイトがあり更にその下(下ってしつれいだな)としての底辺(底辺って失礼だな)の汗かいて埃と暑さと寒さの世界が好奇心ってそれも失礼だなの理由がある。) 
 
 はじまり。

 かねがね思っていたことは、バイト人生の中でもう従業員同士の人間関係とか上司とか店長とか社長とか、そういうのがうるせえというか邪魔というかケンカというか雰囲気というか、そういうの全部イヤなので、あるいみ究極に他人を気にしないで気を使わないでいいただの単純労働者のバイトがしたいと思っていた。
 
 そのあたり。
 「工場」である。
 
 できれば自動車工場という工場の代表格を経験しておくべきだったがオレはそこまでいくつもりはなかった。というのは期間工というのはそれだけでやめてはまた採用でそのままずっとやっていける感じだったのである、収入的に。それに寮とかだし。
 オレにはアパートもあったし・引越しとかしたくなかったし。
 
 しかしこのような前段階を長々していると終わらない。
 
 そういうわけでオレはヤマトで宅急便の仕分けというベルトコンベア労働をやる気になったので面接にいき即採用された。きいてはいたが、本当にヤマトは、よっぽど問題ないかぎり誰でも採用する、これは本当だ。
 本当に本当だ。
 年齢も性別も国籍も、関係ないのである。
 銀行口座さえあればいいみたいよ。
 
さて、仕分けです。ベースにやってきた荷物がどうなるのか、簡単な流れ

1、各営業所やコンビニで集荷した荷物が、おおきいトラックなどに載せられて、そのエリアのベースにやってくる。
2、ベースでは、トラックから荷物を下ろす。荷物はボックスと呼ばれる台車に詰められている。
 ボックス:底面は4つの車輪のついた頑丈な板。そして鉄格子の4面壁で囲まれている。
 大きさは1.04m×1.04m×1.70m=1.83m³ らしい。これはヤマトが「引っ越し単身パック」で公開しているデータ。
 つまるところ、このサイズに詰まるものは何でもこれに詰めて、そうすれば車輪がついているから引っ張ることでどこへでも移動できる。
 ボックスに入らない長いものなどは裸で運ぶ。
 
 ついでに書くと「引っ張る」のはボックスに限らず運輸倉庫などの基本であると思われ。フォークリフトもバック走行が基本。なぜなら荷物は大きくて、これを進行方向に押して運ぶと前が見えない。
 だから背中を進行方向に向けて引っ張る。そうすれば荷物は後ろからついてくるので、荷物を誰かや何かにぶつける恐れがない。
 実際、ベースでの人身事故のほとんどはボックスと人間との衝突。ボックスの車輪に足を踏まれるとか、ボックスのスピードが上がりすぎて横に倒れるとか。あとはベルトコンベアに挟まれるものだがこれはまた別の項。
3、ボックスを「流し」と呼ばれるベルトコンベア上流のスペースに配置する。ボックスの戸をあけて、流し要員はここでボックスに満載された荷物をベルトコンベアに置いていく。このとき、荷物についている地域行き先番号が見えやすいようにするのがポイント(が、忙しくなってくるとどうでもよくなってくる)。
 箱ものならばいいがゴルフバッグなどは番号シールを見えやすいようにするのは至難のわざ。なぜなら平面ではなくタグみたいにしてぶらさがっているので、ぶらぶらしている。動くし。
 
 箱であっても、滑り易い、重い、いろいろある、なので基本的にはゴム滑り止め付きの軍手をして作業を行う。
 
 しかしまあ。
 
 いま(2013Nov.)おもうこととしては。このバイトはある意味で一時期だけだけどオレにとっては「理想の仕事」だった時期がある。
 それは、適度に会話があって勢いがあって、
 そこに人間がいて人間と会話して、朝から汗流して、夏は暑く冬は寒く(ふきっさらしですから)、軍手は汚れ、靴は汚れ、
 午前は仕事しておわって昼飯を社員食堂で食い、カレーを食い、醤油どばどばかけて、汗かいているので塩分が必要、ちょっと昼寝してまた起きて午後の仕事して、
 午後ははじめが特急便の23区内行きの仕分けして、
 あとは適当になにかして、
 そこにいる人間と会話して、そこにはいろんな人がいて、
 ゆうメイトという郵便局の契約社員の人とか、あとはだいたいよくわからん人が多いが、車でやってくる中年の人とか、美人のお姉さんとか、女子大生とか、どうしてあんたはここで働いてるの>?という人がいろいろいて、
 あとはインド帰りのヨガの人(熊のようなおっさん)とかもいたし、
 互いにとくに利害関係ないので嫌いあう必要もなく、
 たしかにそれは理想だな。