風邪っぴき、水っぱな、鼻痛い。「磁力と重力の発見(2)ルネサンス」読み始める。3からはじめて次が2である。クザーヌスである。興味ない人なら一生全く聞かない人名である。というか中世に光をあてる作業自体が、まだはじまってまもない(長い歴史から言えば間もないでもいいだろう)から、標準的な知識に加わっていないだけなのかもしれない。中世。宗教勢力がだんだん弱っていく、世俗勢力が強まっていく時代である西洋では。日本ではどうだったのか。混乱。というイメージがある。実際のところ、日本史は高校でとらなかったので、日本の中世についてよく知らない、でも知ってみたいことはいろいろある。混乱の中、たとえば農民が自給自足していたのか、それとも交換とか貨幣とか流通とかが発達していたのか。年貢は払っていたのか。どうも江戸時代のような整然と全国がここはこの大名あそこはあの大名という風に区画されてはいなかったんじゃないかと思えて。でも荘園時代からこっち、農民の住むところは全て「誰かの土地」だったんだろうか。墾田永年私財法はいつからいつまで有効だったんだ。とかいろいろ乱発される疑問。クザーヌスは何処へいった。