忘念のザムド11話。
まあぜんぜん通して見てないので、ストーリーについては何も言えないですが、こういうの見てるとちゃんとしてるプロの声優って快適だなあと思うわけで。
たとえば船長とユンボが罵りあいのケンカをするわけですが。

 顔と声が離れてない。
 描かれているキャラクターから声が確かに出ている。
 
 じゃあなんで「ミチハチ」を見ていると声と顔が離れていると感じるのだろうか?

 かんたんに感じたことだけ書くと(簡単に感じたことだけだからぜんぜん的外れである可能性あり)、抑揚が無いからかなあ。
 アニメーションに(ちゃんと)特化してる声優さんの出す声にはちゃんと抑揚がある。抑揚というかメリハリというか。ちゃんとそのための訓練をしている。
 訓練をしていない人が「声優役」をやると、メリハリをつけることについて、その物差しが、「聴いている人からの物差し」と「演技する自分の物差し」で全然縮尺が違うことに気が付けない。
 ミチハチの主役たちの声にはまるで「強弱」「濃淡」「陰陽」が感じられないのだ。
 ほとんどトーンが3レベルくらいの違いしかない。low/middle/high。
 な、気がする。
 それがすごく「人間らしくない」のだ。
 
 アニメーションをずっと見ていると、アニメーションの中の人というのは「まるで人間のように動いたり喋ったり」していることを実現させるために何をしてるか、聴いていてどんどん慣れていくのではないか。