おちこんだというのは「他人と比較してどうもオレは堕ちているなあ」と思うことだが、比較するなと言っても比較してしまう、これはもう避けられない。
吾妻ひでお先生のことを考える。
妻子ある先生はオレなんかよりよほど偉大であるし作品も面白い。日記も面白い。しかし先生はマンガでの日記でうつうつたる日常について描いている、本当にうつうつしているなあという時がある、酒は断酒で、煙草はもくもく。
とくにアル中という病気は大変につらかったのだと想像される。あくまで想像でしかない。しかしそれをマンガにして描くということができて、しかもそれが面白いのだ。なんてこったレベルである。
そういう仕事ができないだろうかと考える。