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サンデー感想
 
新連載。「NOBELU」。ひさしぶりにマトモな新連載。野島伸司脚本さすが。黒いしきたない。そして主人公のこころにひそむものが、目覚めた。新連載第一回として申し分ない。主人公の母の、どうしようもない、完全に駄目でいいところがいっこもないところが最高。現代的な俗、俗悪。
医者が休みでさみしい。
おすもじっ!おいしいものが食いたいが、ハモに梅のせたのって寿司には合わないんですか?もったいない。
マギ。やっぱアラジンくんとアリババくんのかけあいはいいねえ。
サッカー(国際)。くさやで酒なんて、いいなあ。オレもしたい。
サッカー(国内)。え、もうそっちの戦術にいくの?一個の練習試合で?さすがに展開速いね。あきさせない。
野球。このマンガはスポーツなんだけどあくまで少年少女であり、男女混成なところが好きです。
ボクシング。いっぽうこちらは男くさくなってきましたなあ。
月光。厳しい。しかしこれでちゃんと最終決戦であると信じられる。そう、つらいとき、どうもならんとき、逃げたいときに読むものそれがすてきなものがたりなのだ、マジでそうだ。それしかない。オレだって反射的に両さんの説教を思い出すよ。
コドモのつくりかた。なんだかんだでこの漫画は終わらんなあ。たぶん女子キャラの顔やおっぱいが素敵な絵で見せてるからだろうなあ。お話としては最悪に近いのだが。
ハヤテ。今回のような話は好きではない。
ケンイチ。リミは死んだかなあ。そのくらいのダメージだと思うけどなあ。
 
銀の匙。進路戦争、解決編。
まあ簡単にいって、べつにどの進路であろうとも、最終的に経済を成り立たせることができるのならば、それでいいのだ。親たちの心配は「このアホな娘がどうやって」というところにある、アホであると知っているから、牧場を継ぐことで、皆で知識と経験をもってバックアップしていけばなんとかなるだろう、というのが試算であった。
 しかし娘は違う道にいきたかった。
 それを勇気をもって告白したが、勇気の支えは友達だった(多分そんなに恋愛心はない)。
 そのあたり。
 いい話である。この漫画は常に同じサンデーで連載されたじゃじゃ馬グルーミンUP!と比較される運命であるが、その目でみてみても、「何をしたい」という自分の確信のある娘はとても強く、男性(主人公)はそれを支える役目であることになる。
 集団的な組織で運営する北海道の農牧畜産馬産。ためされる大地。
 
 いま、TPPなるものにより北海道がその一次産業的な面で存亡の危機であるとは思うのだが、
 国際競争力なんてものをどうして設定するのかなあ。
 ぜんぶひっくるめて、そのような「大地をつかう産業」は、生みだすもの産み出すものでもあるから、それを見たり愛でたり、観光兼体験したり、それがあるためにいい風景が保たれたり(ラベンダー畑などは見た目が観光そのものの対象である)、客がそれでやってきたりするわけで、そういうものは守るべきものであるのであるならば、
 関税を保っていくのは日本国の戦略としてあたりまえであると思うのだ。
 
 保護されまくる補助金漬けのひよわな産業などいったん滅びてしまえという人もいるが。
 
 北海道はいいところだと思うんだーとても。