自分メモ「ノマド」

「ヘイレン」の章を読んでいるのだが

いわゆる「ワーキャンパー」について

つまり車上生活者について

その

理由つまりどうしてそれをしているか

そうせざるを得なかったことの理由

アメリカでも「楽しいから」みたいなうわべのごまかしニュースとしてとりあげることがあった

NPRの番組で

 

つまりちょっとだけ関わると「あちこち旅して」「いろんな出会い」「お金はアマゾンで働いて」「アマゾンもワーキャンパーを必要としている」

だがそれは真実ではなくてそうせざるを得ない理由つまり破産とか生活の破綻とか家をなくしたとか仕事がないから家を維持できないとか

切実な理由である

そういうのはちゃんと真剣に長い時間かれらと関わらないと本音(つらさ 苦しみ 不安)を聞き出すことはできない

当たり前であって誰がいきなり会った他人に本音を話すだろうか

しかしそこで

それでも

苦しみの中にあっても明るさを失わない人間の精神や互いに助け合う姿などがある

と言う話で

ふーんこれはあれだな「災害ユートピア」だなと

思ってたらやっぱり言及されていた

レベッカ・ソルニット『災害ユートピア

なにも必ずそうなるというわけではない

無か全かではない

それでも

そのように災害において助けあい明るさを失わない人間精神はあるし存在するし

ワーキャンパーの間でもそれは存在するのだ

 

そしてとりつくろった明るさではなくて

あくまでリアルの話として

 

ワーキャンパーが

「行きたいところにいく自由」を持っていることは間違いない

条件としてガソリン代が足りないとか健康問題とかいろいろあるだろうけど

アメリカという国を特徴づけるのは「移動」である

本当に

インターステイトの発達は

他の国の追随を許さない確実なネットワーク

移動する民の多さ

 

本当に日本の土地に住む人たちの移動しなさに

びっくりするんだよオレは

なぜそんなに動かないでいられるの?と

思ってしまう

 

ノマド」はやはり読むに値する本だった

 

と思うよ