映画「グリーン・ナイト」について 原題:The Green Knight  

A24 

監督 デヴィッド・ロウリー

原作 ガウェイン卿と緑の騎士(作者不詳)

 

なんなら何もわからん

そういうもんだと思うしかない

中世英国の叙事詩である

そういう「物語」があった

というのである

なんかWIKIPEDIAをみてみると

誘惑に勝つとか勇気を出すとか試すとか

そういう話らしい

 

しかし映画はこういっちゃなんだが人間くさい映画である

 

オレにはいろいろとわからないことがあるので

さきにこりゃすげえと思ったところを書くが

音楽

A24の映画はなんちゅうか

たとえば「ミッドサマー」もそうだが音楽を

大音量でドーンジャーンと確実にならす

そう

鳴らすのである

それはあるいみ過剰なくらいにね

 

それはいいと思うんだよだって中世の英国ですから

画面には余計なものがないからね

TVも新聞も電灯もマンガもおかしもないんだよ

蛍光色だってないしね

音楽くらいはジャーンでいいじゃんね

 

さて

 

人間くさいといいましたがこの映画は誰が誰なのかさっぱりわからんというのが

あるんだが

まあ主人公はガウェインだよ

だらしない男だ

愛人らしいというか情婦がいて

エセルっていうんだが

その短髪の女はいいかんじでガウェインに惚れてるので

結婚しようよとか言ってくるわけだ

でもなんかいろいろあって

ガウェインは旅に出るわけよね

なんか緑の騎士が待つところへみたいなかんじで

 

旅先では幻想だかなんだかわからない女がいて

首(から上)をとられたから池の中から

さがしてきてくれとか言うわけ

 

ファンタジーだねえ

 

最終的になんか緑の騎士の待つところについて

首切りゲームの2回戦目をやらんといかんのだが

そこでなんかこう逃げ出して・・・帰っていって・・・王になって・・・

そして・・・みたいな感じの流れがセリフ一切なく描かれるわけよね

それでエセルはガウェインの子を産むがすぐにその子をとりあげられて

王たるガウェインはちゃんとした家柄の女を女王として娶るが

戦争でなんかこう・・負けてたのかな・・・

 

首が切られ・・・

 

というところでそのシーンがぶったぎられて緑の騎士との二回戦目

の途中に戻るんだよ

 

つまりそれはガウェインの心の中の旅でそれは想像のもの

だったから実際にはおきていなくて

こうしてたらこうなるだろう

みたいなかんじなのね

 

ふーん

 

それでいちおう緑の騎士からこうなんというか許されるというか

首から上をつけたまま帰れって言われて終わるわけよ

 

ふーん

 

それはそれとして途中で「立派な屋敷」に滞在するんだけど

そこの主人は狩りをばんばんやってて留守の間に

主人の妻から誘惑を受けて射精とかしてますからね

あのシーンはエロでよかった

真剣なエロって感じがしたね

はははは

 

まあファンタジーで前半正直ときどきオレは意識を飛ばして2分くらい寝てるのが

3回くらいあったような気がしたが

後半からはまじめに見ていたよ

 

なんせそのガウェインの旅は最初こそ準備しっかりして馬ででかけるものの

すぐに暴漢三人組におそわれてみぐるみはがされてしばられてころがされて放置

されるからね

 

よく剣をおいてってくれたもんだ(それで後ろ手の縄を切るんだが)

 

まあ荒野をさまよって何食っていきてたんだ

って話ですよ

 

 

映画はとにかく「いまのこの日本の現在とは全くちがう地平」をみせて

くれるから

いいね

そこが好きです

 

誘惑してくる女主人がもう服装からしてエロいからね

胸の前をぱっくりあけてるからね

素敵です