やわかい


井ノ本 リカ子せんせいの本を2冊買った。書影は「くすりゆびハニー」、そしてもう一冊は「こいするからだ(新装版)」。
全然新刊じゃないが、ともあれなんにでも手を出してみるのと、あと評判が高いものを確かめてみたいゆーキモチからである。
さてさて。
やわかいなあ。絵をみていてそれがやわかい=柔らかいことはよくわかる。
巨乳である。ほんものがどういうものかは、全然もう関係なくて、この、やわかいものがどういう動きをするかが問題。
本の中でそのやわかいおおきいあたたかいものはよくふくらんだり、長細いものをはさんだり、さきっぽがたわんだり、まんなかへんでたわんだりしている。
すごい。
あと突然テーマが変わるが、よくあることで表紙のカラーイラストと中の線画のイメージが全然ちがうマンガがよくあるんだけど、この本もそうだったんだけど、なんというかこういう描きかたするとおもしろいね陰毛とか。
この陰毛も全然リアルな生えてる陰毛とは全然関係ない状態でただお話に資するために存在しているわけですが、なんか、にょろにょろしてしかしその線の太さがあって、確かにそこにあって、行為の最中にも確かにあるので、よく男の人がそのあたりをさわっているときにあきらかにさわさわしているのである。時にはざらざらしたりもしているかもしれない。
 と思って、そういやあと思って、再度確認しにいってページをひらいたら、陰毛はそんなに線としては太くなかった。しかしオレの印象では太いんである。んじゃなぜそういうことになってるのか。要は陰毛に存在感が大きいからである。よくみると陰毛さんたちは直毛で、いろんな方向に生えているので、同じところからあちこちへと伸びる陰毛は互いに交叉しあって、それで金網状になったりもしている。
 なんでこんなに陰毛の話が長くなったのだろう。
 たくさん「陰毛」という単語をキーボードでたたいていたらだんだん楽しくなってきたからです。
 そんなかんじで井ノ本せんせいの本をはじめてよみましたが、どうにも止まらないというかどんどんするというか、勢いがあるなあと思いました。あと書き文字擬音がいっぱいあってたのしい。ちいさいようせいのようでもある。擬音がそのあたりにたくさんいてくれることで、楽しいことがそこでおきていることをわからせてくれる。
 なんだこの感想。まあともあれ評判が高いものは買って損がないねえ。そのうち外れというか自分の好みでないものにも当たると思うがそのときはそのときだ。