ひる

テアトル新宿
「愛がなんだ」を見た
立ち見である
立ち見で映画なんて
いったいいつぶりだろうか
大変にいたたまれない映画
考えられる限りの最も痛々しい話の落とし
ベッドシーンになると急激にブサイク化する
主演女優
生々しくて好きです
 
感想いろいろある
多分追記する
 
追記

れいわの元年に
日本国で20代後半とか
なんでもできそうでなにもできなそう
愛がアイがあってほしいと願っても
何もできないし他人は思い通りにならないし
言葉にしてもぜんぜんままならない
 
ところで主人公のテルちゃんと
片想いの相手のマモちゃんがいて
テルちゃんは自分の最終的な願いは
自分がマモちゃんになることだというのだが
他人との同化を願うこととはちょっと
違うように思えて
他者の他者性をうまく見たり認識したり
することができない?
 
主人公はラブに落ちると連絡待ちという
体制になってしまうので仕事はクビになる
現実的な同僚が「バカですね」とわざわざ
言いに来るのだがその言葉は
全く主人公の耳には入らない

葉子ちゃんの言葉も入らない

サブにいる葉子ちゃんと仲原くん
どっちかといえば仲原くんの言うのが
正論で
救われる方法は自分が動くしかない
目的がどうやっても叶わないのであれば
他の場所に行くしかないだろう
だめだったんだって認めて自認して
撤退するしかないだろ
 
相手の前で自らを取り繕って気持ちに嘘の
ラベルを貼って
うそのままそこの場にいるための理由を
成立させて
何ももう動かない動かせない
そういう意味で最悪のラスト
 
あとやっぱりわからないマモちゃんは
ぜんぜん幸せになる手段を持ってないように
しか
見えない
 
しかし立って123分も耐えられたので
オレを帰らせない映画だったのだと思う